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2017.09.05

ルイ・ヴィトンとシュプリームのコラボ製品の買取金額がすごいことになってるぞ!

引用元:https://mdpr.jp/news/detail/1699369

2017年6月30日に南青山のポップアップストアで2週間限定で発売された、

「ルイ・ヴィトン」「シュプリーム」のコラボ製品。

そのあまりの人気ぶりに発売前からストア前には4000人超の人が並んだそうです。

ちなみに整理券が発行されていたそうですが、

その整理券がオークションで100万くらいの値が付いたそうで…

その煽りを受けて、2週間限定だったはずが6日前倒しで終了となりました。

そして、同年7月の28日~7月の30日まで大阪、名古屋、福岡のルイ・ヴィトンブティックでも

再販されましたが、あっという間に終了してしまいました。

一体なぜここまで人気が出たのでしょうか?

さらにはその人気が中古市場に与える影響を詳しく解説していきます!

爆発的人気の理由

 ◆高級ブランドとストリートブランドの異色のコラボ

ルイ・ヴィトンはその名を知らない人がいないくらい世界的に有名な高級ブランドですよね。

でもシュプリームって…?という方が多いと思います。

元々シュプリームはスケートボードをこよなく愛する人のために設立されたブランドで、

いわば「スケーターのための、スケーターによる、スケーターのためのブランド」

といったところでしょうか。

そのため世界中に熱狂的なファンが多く、ストリートブランドの中でも一線を画しています。

高級ブランドの王様がルイ・ヴィトンならば、ストリートブランドの王様はシュプリームでしょう。

畑違いの異色のコラボではありますが、両ブランドともその分野における王様という意味では、

少なからずも繋がりはあったということですね。

 

◆シュプリームが持つブランドバリューの強さ

シュプリームが持つブランドバリューの強さはルイ・ヴィトンを凌ぐほどです。

シュプリームといえば最も有名なのが、「ボックスロゴパーカー」でしょう。

胸元にシュプリームのロゴが入っているパーカーで、定価はおよそ3万程度。

しかし、ネットオークションなどでは10万円前後で取引されるなど、定価を大きく上回っています。

しかも一過性ではなく、ここ数年こういった現象が起きています。

では一体なぜこの現象が起こるのでしょうか??

それは「流通量の少なさ」に起因します。

ボックスロゴパーカーは毎年発売されるわけではなく、不定期に発売されます。

また、ブランドバリューを落とさないよう大量生産は行わないので、

たとえ発売されても即完売状態です。

要するに需要が供給を完全に上回っているということです。

しかも、その上回り方が尋常ではないので、定価の数倍以上の金額で取引されているのです。

もしかしたら、ルイ・ヴィトンもこの状況を知っていたのかも…。

 

◆ジャンルの枠を超えた顧客の獲得

ルイ・ヴィトンはシュプリームとコラボした事により、

「ストリート界」の顧客、しかも熱狂的な顧客獲得に成功しました。

コラボ製品なので、当然定価も高い商品が発売されましたが、

ポップアップストアに並んでいたのは比較的若い年代が多かったそうです。

近年若い世代の購買意欲が薄れている中、この現象は非常に珍しいと言えますね。

ルイ・ヴィトンの顧客年代層は30代以上がメインでしたが、

シュプリームとコラボすることで、他ジャンルの、しかも若い熱狂的な顧客を獲得したことは、

他の高級ブランドへかなりの影響を及ぼしたと考えられます。

 

中古価格の異常な高騰

◆ネットオークションの落札価格や中古価格と定価の比較

名称 型番 定価(税込み) 中古価格 落札価格
トラッカージャケット 1A3FE6 193,320 428,000 428,000
レザーキーチェーン MP2074 32,400 119,800 82,000
チェーンウォレット M67711 96,120 320,000 172,000
ポルトフォイユスレンダー M67717 77,760 268,000 135,000

比較してみると、すべての商品が定価の2~4倍で取引されています。(2017/8/10現在)

という事は当然買取金額も高騰しているのでは?

実際にこの中古価格の異常なまでの中古価格高騰が、買取業界へどのような影響を与えているのでしょうか。

買取業界への影響

◆定価以上の金額での買取

中古価格の高騰により、どの買取業者も定価以上の金額でコラボ製品を買い取ってくれます。

どの程度かはそれぞれの業者ごと異なっていますが、基本的に定価の110%~150%です。

またはそれ以上で買い取る業者もあります。

定価以上で買取業者が買い取る商品は、以前はバーキンの新品くらいでしたが、

そこに割って入ったかたちですね。

ここ数年の中で最も中古市場価格が高騰している商品と言っても過言ではありません。

しかし、実はこの買取価格高騰の影に大きな問題が隠れているんです。

 

◆問題点=毎日変わる買取相場

今現在、ルイ・ヴィトンとシュプリームのコラボ製品の買取相場は毎日変わっています。

そのため、買取業者は買取相場を把握できかねている状態です。

買取相場が安定しなければ、売る側としては正確な相場かどうかが不透明になってしまいます。

異常なまでの中古価格高騰が影響しているのですが、具体的に2つの原因が考えられます。

 

①いつ再販されるかわからない

今は需要を供給が大きく上回っているため、定価以上の金額で買取が可能ですが、

ルイ・ヴィトンがシュプリームとのコラボ製品をいくつもの店舗で再販すると、

市場に出回る数が増えて、希少性が薄れます。

そうなると、中古価格が下がり、当然買取金額も下がります。

仮に定価の150%で買い取った製品を店頭に並べていて、再販が行われ中古価格が下がれば、

店頭売価も下げざるを得なくなり、赤字になってしまうことが大いに考えられます。

そのため、「再販されるかも」という噂が業界内で回ると、相場が下がる傾向にあります。

また逆に、「今後一切再販はされない」という噂が回れば相場は上がっていくということになります。

 

②今後、この人気や過熱ぶりが長く続くか分からない

今は異常なまでの人気や過熱ぶりが見られますが、今後の見通しははっきり言って不明です。

基本的に高級ブランドから発売された商品で、

一時的に人気が出た商品はすぐに飽きられてしまう傾向にあります。

先に説明しましたが、シュプリームの人気はかなり長い間続いているので、

すぐに飽きられてしまうことはないかもしれませんが、

あまりの価格高騰ゆえに購入意欲が湧かなくなってしまうことも考えられます。

やはり、先が読めない商品の相場は安定しないという事になります。

 

まとめ

このルイ・ヴィトンとシュプリームのコラボ製品の異常なまでの高騰ぶりは、今現在も続いています。

今後の動向は読めませんが、少なくともしばらくは続くのではないかと思います。

それは最強のブランド同士が手を組んだ結果だと言えますね。

「どうしても欲しい!」という人は、頑張ってお金を貯めましょう!

しかし残念な事に、この高騰ぶりを受けて粗悪なコピー商品の流通が増えているのも事実です。

出来るだけ信頼出来るお店や出品者から購入しましょう。

また、運良く手に入れた人は大切に保管するか、高く売ってしまいましょう!

売り時はそれぞれに任せます(笑)

しかし、何度見ても驚きの高騰ぶり…

これを機に、他の高級ブランドも畑違いのブランドとの強力コラボが見られるかも!?