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2017.11.07 コラム

高級ブランドのセカンドラインは高価買取が期待できない理由

引用元:http://xn--bck1bh1bxf4c3b8eg.club/?p=213

高級ブランドのセカンドラインと聞いてピンと来る方はいますでしょうか?

まずもってセカンドラインですら、正直意味がよくわかりませんよね…。

でもブランド名を聞くと、そのブランド自体は知っているという方も、多くいると思います。

今回は、「実はこのブランドはセカンドラインだった!」また、「このセカンドラインのブランドなら高価買取に期待!」など、知っているようで知らない高級ブランドのセカンドラインについて、詳しく説明していきます。

セカンドラインは高級ブランドのサブブランド

まず、そもそもセカンドラインとは?という話ですが、

「高級ブランドが幅広い顧客獲得のために、デザインや価格帯を買いやすくしたサブブランド」

といったところでしょうか。

高級ブランドは、やはり定価が高くなかなか手が出せないもの。

しかしながら、高級ブランドとしても買い手が無ければ商売は成立しません。

だからこそ、比較的若者ウケするようなデザインと、

定価を低価格帯に設定することで、顧客を増やす目的のもと、セカンドラインを立ち上げたのです。

セカンドラインをもつ高級ブランド一覧

引用元:https://www.wwdjapan.com/407095

では実際にどのブランドがセカンドラインとして有名なのでしょうか?
一覧にしてみます。

ポロ・ラルフローレン
(POLO・RALPH LOREN)
エンポリオ・アルマーニ
(EMPORIO ARMANI)
ディー・アンド・ジー
(D&G)
 マークバイ・マークジェイコブス
(MARK BY MARK JACOBS)
 フィフティファイブ・ディーエスエル
(55DSL)
 シー・バイクロエ
(SEE BY CHLOE)

この他にもセカンドラインは存在しますが、有名どころはこれくらいかと。

中でもポロ・ラルフローレンが実はセカンドラインだったなんて、ご存知でしたでしょうか?!

ラルフローレンは他にも、RRL(ダブルアールエル)や、RUGBY(ラグビー)など、

様々なセカンドラインを立ち上げてきましたが、(ラグビーはすでに終了)、セカンドラインを持つブランドの中では最も成功したブランドと言えますね。

では他のブランドの主となるブランドは一体どのブランドでしょうか?

エンポリオ・アルマーニ⇒ジョルジオ・アルマーニ

D&G⇒ドルチェ・アンド・ガッバーナ

マークバイ・マークジェイコブス⇒マークジェイコブス

55DSL⇒ディーゼル

シー・バイクロエ⇒クロエ

なんとなくわかりますよね。(笑)
でも55DSLがディーゼルのセカンドラインだったことを知っている方は、少ないのではないでしょうか?

では実際にセカンドラインのブランドは買取の際に、高く売ることができるのでしょうか?

セカンドラインに高価買取は期待できない

結論からすると、高価買取の期待はできません。
その理由は主に3つです。

①定価が比較的安価であること

先述した通りセカンドラインが立ち上げられた理由にあります。

セカンドラインは、売価自体が買いやすい価格帯に設定されているので、そこに比例して買取金額も安くなりがちです。

②あくまでも「サブブランド」のイメージが強い

セカンドラインは、あくまでもメインの”サブ”としての認識なので、二番手としてのイメージが先行してしまいます。

①の理由でもそうですが、「セカンドライン=安い」というイメージを、なかなか払拭できないことから、人気自体陰ってしまいます。

そうなると、需要と供給のバランスが最も大切な中古市場において、高い買取金額を期待することはできません。

③すでに終了したブランドがあること

①、②の影響で、すでに生産を終了してしまっているブランドが多数存在します。

実は、D&Gと55DSL、マークバイ・マークジェイコブスのその中の一つです。

やはり”サブ”としての認識を覆すのは容易ではありませんね。

当然のことながら、終了したブランドの買取金額は安くなります。

まとめ

今後の展望として、セカンドラインが中古市場で人気が出る可能性は、非常に低いと考えられます。

それよりも、どう生き残っていくか。

そこに焦点を向ける必要があるでしょう。

セカンドラインでも、独自の方向性、メインブランドの差別化こそが重要な鍵となるのではないでしょうか。

セカンドラインを売ることをお考えの方は、とにかく早めに売ることをお勧めします!