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2017.09.21

進化するリサイクルショップを徹底解説!売る時・買う時に活用しよう!

皆さん、リサイクルショップはよく利用されますか?

宝探し感覚で、掘り出しものを見つけられる店や、まるでブランドショップのように洗練された店など、さまざまなタイプのリサイクルショップがありますね。

その歴史には諸説ありますが、江戸時代、大名への献上物の払い下げを集め、売り始めたという「献残屋」が礎となっているそうです。

今回は、日々進化するリサイクルショップの3つの進化とともに、賢く活用していくためのポイントをまとめていきます。

進化1●チェーン店が増え扱うジャンルが多彩になった

日本有数のチェーン店「GEO」や「BOOK・OFF」を筆頭に、最近は全国展開している店が増えています。

現在、リサイクルショップは年間1000件が誕生し、同じ数だけが姿を消しているそうで、流行すたりも実に早いと言えます。

さらに、扱うアイテムもかつては服や本が中心でしたが、おもちゃやパソコン、家電……と、さまざまに細分化されてきたのも特色です。

一時期は、売価設定にもマニュアルがあり、アルバイトでも、簡単に値段付けができていました。

しかし現在は業界の競争も激しくなってきており、特にブランド品や時計、宝石といった高価なものは、より高い知識を得るために、積極的に勉強会を行う業者も増えています。

また、商品管理についてもアバウトな面があったのですが、万引き対策のためにも、アイテムの一つひとつを個別で管理するPOSシステムを導入し、商品管理を徹底する見せが多くなりました。

このように、リサイクルショップは細分化されてきているので、売る時もアイテムごとに専門店で売ることをおすすめします。

専門知識のある店の方が、その価値をわかってくれますし、思わぬ高価査定になる場合も多いでしょう。

ちなみに、ネットショップでは「辞書専門」「テディベア専門」などもあり、事前にリサーチしておくと、より高値が期待できるかもしれませんね。

進化2●24時間営業の店が誕生

こちらは「お店が24時間オープンしている」というわけではありません。

主なニーズは、都心部における急な引っ越し。

「昼間は働いているから荷造りができない」

「急な転勤で、要るものと要らないものを分けるのが面倒…」

そんな時に活用されています。

店舗を持つ業者であれば、お店が終わった後にこれらを行い、倉庫のみで、店舗を持たない業者もあります。

利用方法は至ってシンプルで、自宅に来てもらい査定を受け、売りたいものはその場で現金化し、要らないものは引き取ってもらえるというもの。

ユーザーとしては、お金も時間もかかる引っ越しの面倒さが省け、ちょっとしたお小遣い稼ぎもできるので、一石二鳥ですよね。

店側にとっても、出張費や人件費といった利益が生まれるため、需要と供給がマッチしたシステムと言えます。

進化3●遺品整理を行う業者も増加中

最近増えているのが、リサイクルショップによる遺品整理。

こちらは主に、亡くなられた方のご家族からの依頼が多いようで、進化2のように、処分と査定を一緒に行う場合がほとんどです。

長く一人暮らしをされていた方のお宅には、さまざまなものが眠っており、素人目にはわからないお宝はもちろん、

未使用のタオル、シーツ、未開封のお酒なども買い取ってもらえます。

予算のめやすは、2LDKのお住まいで30万円程度です。

こちらは、お部屋を片付けるという目的もあるのですが、遺品整理というものはご家族にとってはさまざまな思いが交錯し、ふとした時に、作業が止まってしまう場合があるもの。

こうした時間も大切ですが、実際に時間は限られているので、プロの手を借りることで、ご家族の負担を軽くするという長所もあります。

●意外に高価査定になるものと逆に安いものをがある

先ほども少し触れましたが、何かを売りに出したいなら、専門店に出しましょう。

本なら本、パソコンならパソコン、家電なら家電がおすすめですし、王道である衣料も、普段からお店の雰囲気を見て、

ブランド品が多い店なのか、レディースに力を入れているのかなど、チェックしておくのもいいかもしれません。

意外な高値になるものがおもちゃ。

仮面ライダーやアンパンマン、そしてテディベアは不動の人気です。

トレーディングカードといったカード類、ガチャガチャのおもちゃも対象に。

コンビニのくじでもらえるラストワン商品は、高価買取の期待大。

「オークファン」などのサイトを使うと、相場がわかるでしょう。

また、貴金属を扱う店は、宝石鑑定士などの資格を持つスタッフが多いので、時計やブランドアイテムといった高額アイテムも、こうした店に売るのがおすすめです。

とはいえ、いくら高値と言っても定価以上になるという買取はごくまれです。

前述のおもちゃに関しても「定価の半分」であれば、十分な高価買取。

このあたりの感覚も持っておくと、買取がスムーズかもしれません。

逆にリサイクル業者が避けるのが、洗濯機や冷蔵庫といったいわゆる「白もの家電」。

専門的な話ですが、リサイクルには「坪粗利」という独自の計算方式があります。

こちらは文字通り、坪あたりの利益という意味なのですが、例えば2,000円で売れる洗濯機と洋服があったとしたら、後者の方がお店にとって負担が少なくなりますよね?

こうした理由で、最新家電以外は、買取そのものがNGになる場合もあります。

家具などの大きなものや大量のものを売るときは、出張買取がおすすめです。

出張買取はその場で現金化でき、クーリングオフがあるのが特色。

最近は、服などをダンボールに詰めて気軽に利用できる「宅配買取」も人気ですが、やはり店頭で買取してもらったほうが、査定は少し高いといえます。

もし、大量に売る場合や、ブランドものや貴金属、マニア受けのものを売る時は、さまざまなお店で見積もりを取る、いわゆる「あいみつ」を取るのがおすすめ。

しっかりとした知識を持つ店であれば、電話でも問い合わせに応じてくれます。

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時代の流れやはやりとともに、姿や形を変えて進化するリサイクルショップ。

普段買う時から、お店の得意分野や雰囲気を見ておけば、売る時に、そのリサーチ力が活用でき、高価買取が叶うかもしれませんね。

大手チェーン店? 専門店? 宅配? 店頭?などなどを考えて、自分が負担なく、かつニーズに合うリサイクルショップをぜひ見つけてみてください!