高く売れる宝石の種類

高く売れる宝石は主に次の4つです。

1.エメラルド
2.サファイア
3.ルビー
4.ダイヤモンド

ただしいくつかの条件があります。

1.エメラルドが高く売れる条件と買取金額

高く売れるエメラルドの条件は次の5つ。

上記の条件を満たしているエメラルドの買取価格は※ガイ計算￥30,000以上です。
※ガイとは…1ctの単価のこと

エメラルドはインクルージョンが多いため欠けやすくもろいのが特徴で、そのため耐久性を上げることを目的に樹脂やオイルに浸す含浸処理が行われているものがほとんどです。

中には“ノンオイル”と呼ばれる無処理のエメラルドもありますが希少性が高く滅多にお目にかかることができないほど。
鑑別書に「ノンオイル」または「無処理」と記載されているエメラルドの買取価格は期待が持てます。

さらに三相インクルージョンが認められているエメラルドは高額買取されますが、これを見分けるのは容易なことではないため熟練した宝石鑑定士在中の買取店で売ることをおすすめします。

2.サファイアが高く売れる条件と買取金額

高く売れるサファイアの条件は次の6つ。

上記の条件をほとんど満たしているサファイアの買取価格はガイ計算￥50,000前後。

より美しく魅せるために加熱処理が行われているサファイアがほとんどですが、中には“非加熱”と呼ばれる無処理のサファイアもあります。

非加熱で色味がよくテリのあるサファイアは間違いなく高額査定となります。

またスター効果のあるスターサファイアも高額査定となるには条件があります。
スター効果が綺麗に見えて、さらに透明度が高いスターサファイアは高価買取されます。

残念ですが透明度が全くない“インドスターサファイア”の買取相場は高くはありません。

引用元 https://nature-guidance.jp/SHOP/stbmph551.html 　※インドスターサファイア

近年人気の“パパラチアサファイア”は高額買取される宝石です。

サファイアの一番人気は何といってもブルーですが、ピンクサファイアやイエローサファイア、グリーンサファイア、パープルサファイアと言ったファンシーカラーのサファイアも存在します。

中でも最高級とされるのがスリランカのみで産出される“パパラチアサファイア”。

ピンクとオレンジの中間色でピンクが強くてもオレンジが強くてもパパラチアサファイアとは呼ばれません。産出量がとても少ないため「幻の宝石」とされています。
それだけ希少価値が高いため、買取価格は高額に。

ただし高額買取されるパパラチアサファイアは2004年9月以降の鑑別書があるもののみです。

それ以前のパパラチアサファイアは表面拡散処理（ベリリウム拡散加熱処理）という人工的な処理が行われている可能性があり、たとえ鑑別書があったとしても宝石としての価値は認められません。

3.ルビーが高く売れる条件と買取金額

高く売れるルビーの条件は次の6つ。

上記の条件をほとんど満たしているルビーの買取価格はガイ計算￥100,000以上。

3.0ctを超えるミャンマー産のルビーはとても珍しく、それだけで査定時の評価は高くなります。

5.0ct以上のルビーはとてもレアなため100万円を優に超えると言っても過言ではありません。

さらにインクルージョンが少なく色味がよくて透明感もあると高額査定は間違いなしです。

またルビーはサファイア同様に非加熱のものはかなり希少なため高額買取されます。
スター効果が綺麗に表れ透明度があるスタールビーも高額査定は間違いありません。

しかしインドスタールビーは買取価格は低いと言えます。

引用元　http://www.seizan-ishikoubou.co.jp/blog/staff/11989/　※インドスタールビー

注意点として。
ルビーの色味で一番良いとされているピジョンブラットは鑑別機関により基準はまちまち。
そのため信用性が高い「GRS」もしくは「GIA」の鑑別書でなければ意味がありません。

4.ダイヤモンドが高く売れる条件と買取金額

高く売れるダイヤモンドの条件は次の3つ。

平均的な1.0ct（一粒）あたりのダイヤモンドの買取相場は￥300,000～500,000ほど。
4Cと呼ばれるダイヤモンドのグレードにより買取査定額は変わります。

2.0ct、3.0ctとカラット数が高く、グレードも良いダイヤモンドだとさらに高額買取されます。

1.0ct未満のダイヤモンドでも4Cのグレードが高いものは高価買取されますが査定額に大差はございません。

メレダイヤと呼ばれる0.2ct以下のダイヤモンドがトータルで1.0ctを超えたとしてもダイヤモンドの相場はガイ計算￥10,000～20,000ほど。
一粒石とメレとでは同じ1.0ctでも大きな差があります。

4C以外でもダイヤモンドの評価基準として重要視されているのが“蛍光性”

引用元　https://4cs.gia.edu/

※蛍光性・・・天然のダイヤモンドには、その中に含まれる成分が紫外線に反応して、蛍光色に発光する特性のことを言います。
その程度によってNone(無し),Faint(弱い),Medium(中),Strong(鮮やか),Very Strong(かなり鮮やか) にわけられます。

4Cには影響がないとされていますが、日本ではMEDIUM以上の蛍光性があるダイヤモンドの価値は下がり相場も下がると言われています。

そのためダイヤモンドを売る際に重要となってくるのが、宝石専門の鑑定です。
「GIA」もしくは「中央宝石研究所」の最新の鑑定書やソーティングがある場合は必ずダイヤモンドと併せて査定してもらいましょう。

それらが無い場合は、宝石鑑定士の資格保有者が在中している買取店を選ぶことをおすすめします。
大進洋行には宝石鑑定士(G.G.）資格保有者が2名在籍しておりますでぜひご利用ください。

また大進洋行で鑑定書を代行でとることも可能ですのでお気軽にご相談ください。

高く売れる宝石の分かりやすい特徴って⁇

高く売れる宝石の条件を知ったところで、実際よくわからないですよね？
ざっくりですが、パッと見た感じで高く売れそうな宝石を見分ける特徴をお伝えします。
ご自身のジュエリーと見比べてみてください。

特徴①　デザイン

<今のデザイン> 取り巻きのダイヤモンドがラウンドブリリアンカット

<昔のデザイン> 取り巻きのダイヤモンドがテーパーカット

ジュエリーのデザインはとても重要視されるポイントの一つ。

ひと昔流行ったデザインは、取り巻きのダイヤモンドのカットがテーパーカットダイヤモンド(縦長にカットされたダイヤモンド）のものが非常に多いです。
そして横から見ると高さがあるのも特徴です。

いま主流のデザインは取り巻きのダイヤモンドがラウンドブリリアンカットです。

取り巻きのダイヤモンドのカットの違いでも買取相場はもちろん異なり、ラウンドブリリアントカットの方が高い評価です。

同じグレードで同じカラット数でもテーパーカットの場合は50～60％位低い相場です。

特徴②　取り巻きダイヤモンドの品質

取り巻きのダイヤモンドの一粒が大きい （ラージメレ） 一粒一粒の4Cのグレードが高い

取り巻きのダイヤモンドの一粒が小さめ 一粒一粒の4Cのグレードにバラつきがある

やはり質の良い宝石には質の良いダイヤモンドが施されています。
上記左の写真のジュエリーはオーラを放っていますね。

たとえ取り巻きのダイヤモンドが同じカラット数でも、グレードが違うだけで評価が大きく変わります。
もちろん買取金額にも影響します。

大進洋行では、0.1ct以下のメレダイヤモンドでもしっかりと品質を評価して査定をさせていただきますのでご安心ください。

《番外編》その他の高く売れる宝石たち

 

パライバトルマリン	アレキサンドライト
ブラジル産でインクルージョンが少ない、色味が良い	カラーチェンジ(青緑⇔赤）がはっきりしている

 

クリソベリルシャトヤンシー	翡翠
ハニーイエローで、キャッツの現れ方がはっきりとしている	色味と透明感が優れていてとろみがある、“琅玕(ろうかん)”

やはり、カラット数が大きいもので色味がよいものが評価が高くなり、売る時も高価買取されます。

その他、タンザナイトやレッドスピネル、バイカラートルマリンなどの宝石も高額査定対象。

まとめ

同じ宝石でも少しの違いで買取価格が変わってきます。
その違いがしっかりと見極めれる専門の鑑定士がいるお店選びが重要です。

ぜひ宝石鑑定士資格保有者が在籍している大進洋行をご利用ください。
ジュエリーだけでなく“ルース（裸石）”の買取も大進洋行は大歓迎です。

鑑定書なし、見積り（査定）だけでも構いませんのでお気軽にご相談ください。
初回ご利用のお客様は運転免許証などの身分証明書が必要ですので併せてお持ちいただければと思います。
※未成年からの買取は法律で禁じれらています。予めご了承ください。

 

 

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