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2017.09.22

高価買取が期待できる切手とは?

一時期ブームとなった ” 切手収集 ” 。
今やIT社会となり、手紙やはがきなどはメールやLineへとかわり、
ペーパーレスの時代になってきました。
年賀状すらLineのスタンプで終わり…ですからね。

そんな出番の少ない切手を処分しようか迷ったことはありませんか?
正直これから切手の需要はますますなくなっていくばかり・・・。
買取相場が下がる前に売ってしまうことをおすすめします!

切手を売る際は、専門の買取店に売るのが一番!!!

そこで、今回は高価買取が期待できる切手をご紹介します☆

中国切手 】~時代の影響でプレミア切手に~

そもそも ” プレミア切手 ” とは?
↳プレミア切手とは、切手の額面以上の価値を持つ切手のことを言います。

中国切手の中でプレミア切手と呼ばれるものは、
大文化革命時代前後に発行されたものがほとんど。

その理由は、
当時中国本土では切手の収集が禁じられていたことと、
国外への輸出も禁止されていたため、この時代の切手を収集するには、
旅行者が持ち帰る数少ない切手しかありませんでした。
そのため、入手困難で希少価値があるということで
プレミアがついた!というわけです☆

では具体的にどういったものか見ていきましょう。

赤猿

   引用元:https://www.ip-lambda.com/daikichi-shonan/page/156709/

中国切手で最も有名なプレミア切手は「 赤猿 」。
1980年に中国で発効された、かわいらしい子ザルの年賀切手です。
なぜ子ザルなのか…それは、この年の干支が猿だったから。だそうです!

バラ切手で状態がよければ10万円以上の買取価格が見込める、
非常に高価なプレミア切手☆
シートであればさらに買取価格があがります。

実は今から30年ほど前に日本では20円で販売されていたらしいですよ。
さらに驚きなことに、TVドラマ「西遊記」の懸賞の残念賞として
配られていたそうです。
残念賞をもらった人がうらやましいですね!!

オオパンダ

          引用元:http://yorozuya.osaka.jp/3497/

愛らしいパンダのデザインが印象的なプレミア切手、「 オオパンダ 」。
1963年に発行された1次と1973年に発行された2次を合わせて
6種類で完品となります。

完品状態のバラで4,000円ほどの買取価格が見込まれ、
シートの完品状態であればさらに買取価格が上がります。

この当時、日本では上野動物園に初めてパンダが来日したということもあって、
パンダブームが起こり、オオパンダ切手を記念として多くの人が買い求めたそうです。
実はあなたの自宅にも眠っているかもしれませんね☆

全国の山河は赤一色

     引用元:https://ameblo.jp/art-hongou/entry-11759631599.html

中国切手の中で最も高いと言っても過言ではないのが、この「 全国の山河は赤一色 」。

なんとプリントミスのため、
わずか半日で販売が中止されたので、
出回っている枚数が非常に少ない切手。
この切手一枚で、
一軒家もしくは高級車が購入できるくらいの価値があると誰も想像できませんよね。

2003年香港で開催されたオークションで落札された価格は、なんと4300万円
使用済み切手ですら何百万円という価格がつくほどです。

その他の中国プレミア切手

梅蘭芳(メイランファン)舞台芸術小型シート
     引用元:https://prestige.smt.docomo.ne.jp/article/8385

1962年当時人気のあった京劇の女形俳優、梅蘭芳がデザインされた切手。
こちらも発行枚数が非常に少ないためプレミアとなっています。
状態にもよりますが価値としては、200万円前後

文化大革命時代       引用元:http://www.china-stamp.jp/blog/kaitori/131

こちらは「 毛主席 〈 詩詞 〉」で14種類で完品となります。
完品状態で30万円前後の価値が見込める切手。

その他、
毛主席の最新指示
毛主席の長寿を祝う語録
毛主席の長寿をたたえる
など、種類豊富に高値で取引される切手があります。

日本切手

一般的に日本のプレミア切手は、昭和30年より前のものを言います。
切手の種類によっては、使用済みでも買い取ってもらえるものもありますので
消印が押してあるからとむやみに捨てるよりかは、
一度専門の買取業者に見てもらいましょう☆

では、具体的にどんな切手が高値で取引されているか見てみましょう。

見返り美人

        引用元:http://marumatestore.com/?pid=583755

1948年に発行された、縦長のサイズがとても印象に残る「 見返り美人 」。
菱川師宣という江戸時代に活躍した有名な浮世絵画家のデザインで、
当時は浮世絵が切手のモチーフになることは大変珍しかったそうです。
日本文化の象徴として、海外のコレクターからも大注目。

状態にもよりますが、バラ切手で3,000円~6,000円ほどの買取価格。
シートになると3万円前後の見込みがあります。

現在、日本切手の中で高い買取価格のプレミア切手のひとつです☆

月に雁

        引用元:http://marumatestore.com/?pid=583756

見返り美人の翌年の1949年に発行された、「 月に雁 」。
印象に残る縦長サイズも、見返り美人と同サイズ。
こちらは、江戸時代末期に活躍した歌川広重という浮世絵師の図案が
デザインされた切手です。

状態によりますが、バラ切手で5,000円前後の買取価格です。
シートで良い状態のものですと、6万円くらいの価値になるとか。

当時は、大卒の初任給が2~3万円だった時代に、
1万円の価値があったそうです。
人気を博したため、使用済みでも値が付いた時もありましたが、
切手収集ブームの影響で相場が落ち着いてしまっているのが現状。

えび蔵

       引用元:http://marumatestore.com/?pid=583758

1956年発効された、東洲斎写楽の美しい浮世絵 「 えび蔵 」。
歌舞伎役者の市川海老蔵が有名なのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

状態にもよりますが、買取価格は200円~500円程度
シートですと、5,000円前後です。

こちらは海外のコレクターからも人気の切手ですが、
発行枚数が多いので、その分残存数も多いことから
買取価格は落ち着いています。

ビードロを吹く娘

        引用元:http://marumatestore.com/?pid=583757

1955年に発行された、時代の趣を感じることができる切手 「 ビードロを吹く娘 」。
喜多川歌麿が当時人気だった町娘を描いた浮世絵がデザインされています。

状態にもよりますが、バラ切手で500円前後の買取価格です。
シートであれば、3,000円以上の価値なるとか。

こちらも「えび蔵」と同様、海外のコレクターから大変人気の切手です。
しかし、発行枚数が多かったので、希少価値が上がらずこの価格にとどまりました。

まとめ

いかかでしたか??

切手の買取において、保存状態が大きく影響してきます。
シミや汚れ、黄ばみは買取価格が下がってしまう要因に。
寝かせておいても黄ばんできてしまうので、
綺麗な状態のうちに売ることをおすすめします

早めに売ることをおすすめする理由としてもう一つ。
今、中国の経済の低迷によって
中国切手の価値は徐々に下がりつつあります。
投機目的として扱われていた中国売切手ですが、
その動きも下降気味・・・。
日本のプレミア切手の価値も現状傾向にあるので
思い切って売ってみましょう。

最後に注意点を一つ・・・
高額のプレミア切手などに多く見られるのが、” レプリカ ” や ” 贋作 ” 。
とても作りの良いコピー切手が多く出回っているので、
オークションサイトなどで入手される際はご注意を☆