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2018.06.04 コラム

ヴァンクリーフ&アーペルを買い取ってもらう前に、知っておきたい3つのこと

 

19世紀の初めに、パリで誕生したハイジュエラー「ヴァンクリーフ&アーペルVan Cleef & Arpels)」。

1973年には、日本に初のブティックをオープンさせました。

すべてのアイテムを熟練の職人が手がけ、中でも宝石を支える爪の部分が見えない「ミステリーセッティング」は、特許も取得。
その高い技術は世界中に知られています。

もちろん買い取りの際も、ジュエリーの中では高価査定が期待でき、平均で定価の2~3割、アイテム次第では5~6割というのものも!

今回はそんなヴァンクリーフ&アーペルを買い取ってもらう際、知っておきたいことをお伝えします。

1.アルハンブラのピアスなら、買い取り6割も夢じゃない!

ヴァンクリーフ&アーペルと言えば、やはり人気は「アルハンブラ」。

引用元:https://item.rakuten.co.jp/brandoffginza/

四つ葉のクローバーをモチーフにした、ヴァンクリーフ&アーペルを代表するアイテムで、買い取りの大半はこのラインです。

中でも人気はピアス。

ピアスはネックレスや指輪と異なり、サイズがありません。
そのため、定価で見ると、ピアスよりネックレスの方が高いのですが、買い取り業界ではピアスの方がワンランク上になり、最も査定に期待ができるアイテムといえます。

ヴァンクリーフ&アーペルは「高級な石をあまり使わない」ということも特色です。

アルハンブラシリーズに使われている石は、オニキスやラピスラズリ、トルコ石などで、ブランドとしては「マザーオブパール」と称しているものの、真珠もそこまで高い石ではありません。

ということはつまり、このデザインが評価されているということ。
色によって人気が左右されないのも、その評価の理由といえます。

前述のようにアルハンブラのピアスであれば、買取価格は5割、場合によっては6割ということも。
ノーブランドのジュエリーの買取価格が1割に満たない業界で、この査定はかなりすごいものだといえるでしょう。

一方、ネックレスでは、ポイント(飾り)の数と、ダイヤモンドが入っているかどうかで、査定が変わってきます。

アルハンブラのシリーズは他にもあり、ハートをモチーフにした「スイートアルハンブラ」も人気です。

ちなみにヴァンクリーフ&アーペルでは、「ジュエリー」と「ハイジュエリー」を分けており、ハイジュエリーにはダイヤモンドやエメラルドといった高級な石が使われています。

ただしこれらは店頭には出ず、特別な展示会にしか出品されません。
買い取り業界でも「サザビーズ」や「クリスティーズ」などでまれに見るくらいで、見かける機会はほとんどないかもしれません。

さらに、ヴァンクリーフ&アーペルには、アルハンブラなどのシリーズよりも前に作られていた「ヴィンテージ」と呼ばれるシリーズもあります。
こちらも人気はありますが、ヴィンテージだからといって、高く買い取りされるということはありません。

2.コピー不能な高い技術

先ほども少しふれましたが、ヴァンクリーフ&アーペルが誇る高い技術が「ミステリーセッティング」。

石と爪の部分のセッティングが特殊であり、専門家が見てもどうなっているのかがわからないほど。

つまり、この技術により、コピー品を作ることができないのです!

コピー品を作ろうと考える悪徳業者も、造りが粗いブランドから狙うのですが、ヴァンクリーフ&アーペルのアイテムは、作りが複雑すぎてコピー品が作れないと言われています。

高い人気とデザイン性から、巷には似たようなアイテムが出ていますが、アルハンブラのクローバーの葉の境目(切れ込み)や、金具や石の隙間を鑑定士が見れば、一目瞭然。
そのためコピー品というより、はなから「花形ペンダント」など、違う名前で販売していることがほとんどです。

ハイジュエリーのアイテムが市場に並ばないのと同様、技術もまた、ベールに包まれています。
ですから、ヴァンクリーフ&アーペルの価値は下がることがなく、高価買い取りが実現できるのです。

3.毎年登場する、クリスマス限定アイテムに注目!

ヴァンクリーフ&アーペルでは、2005年のスタート以来、毎年「ホリデーシーズン限定ペンダント」を販売しており、こちらも高い価格で取り引きがされます。

ちなみに2017年はコチラ。

引用元:http://www.afpbb.com/articles/modepress/

ピンクゴールド、ブルズアイ、ラウンドカット ダイヤモンドをあしらったペンダントで、限定2500本。
ペンダントの裏には刻印もできます。

毎年、2種類の石を組み合わせており、中央のダイヤモンドがポイントになっているデザインです。

予約は毎年10月初旬からスタートしていますが、予約販売だけで終了してしまうほどの人気。

「今年しか買えない」というところも、人気を誇る理由のひとつかもしれませんね。

まとめ/ヴァンクリは安く売らないこと!

以上、ヴァンクリーフ&アーペルのジュエリーの特色や、売る際に注意しておきたいポイントをお伝えしてきましたが、

①人気のラインはアルハンブラ、アイテムなら、ピアスが一番高価で買い取りできる
②高い技術ゆえコピー品が出回らず、高価買い取りをキープ
③クリスマス限定ペンダントは、予約で完売の人気アイテム

の3つを抑えておきたいです。

ジュエリーの一般的な買取価格が1割にも満たないのに対し、ヴァンクリのアイテムは平均で2~3割、アイテムによれば6割も可能なブランド。

ですから、以上のポイントをしっかりと把握して、高く買い取ってもらうことをオススメします!