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2019.03.04 コラム

高く売れるサファイアのポイントを伝授します!

宝石を高く売りたい時、このサイトでもダイヤモンドはよく取り上げて来ましたが、今日は、色石についてのポイントをお伝えします。

前回のエメラルドに続き、今回は「サファイア」。

実はこのサファイア、次回お伝えするルビーと姉妹石!
鉱物名はコランダムといいます。

エメラルドの回と重複しますが、
まず色石の高価査定の条件として知っておきたいのは、
・大きいこと(少なくとも3ct以上)
・価値のある色石は「エメラルド」「サファイア」「ルビー」の3つだけ
ということです。

では、もう少し細かく、サファイアの高く売れるポイントを見ていきましょう。

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1. 色石の高価査定の条件は色味をはじめこの4つ!

宝石の鑑定の際、重要視されるポイントは、ダイヤモンドでは「4C」と言われていますが、
色石の条件は以下の4つ。

条件①:色味
条件②:インクルージョン
条件③:透明度
条件④:カット

鑑定士が留意するポイントもこの順番なので、「色味がイマイチだったら、その先をあまり見ない」というケースもあるほど、色味は重要視されます。

もちろん、こちらの4つの条件をより多く満たせば、高価査定になります。

この4つの条件について、もう少し細かく見ていきましょう。

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2.別格の色味は「コーンフラワー」「ロイヤルブルー」の2つ

サファイアで一番重要視されるのが、何をおいても「色味」。
深みと透明感のある青色は、誰が見ても美しいと感じるはず。

他の色と明らかに異なるからか、最高級の色味は、ちゃんと名前がつけられています。
それが「コーンフラワー」と「ロイヤルブルー」

こちらはコーンフラワー

こちらはロイヤルブルー

引用元:どちらともhttp://1-14arimasu.com/

どちらも深みがあって、かつ透明感のある石ですよね?
色石は少し知識を付ければ、一般のユーザーでも「これは高いかも」と感じられるようになります。

高級な色石は、その存在感を引き立てるため、周りの飾りも華やかです。

引用元:https://www.kyocera-jewelry.com/

メレダイヤ(小さいダイヤ)を使っていても、目を引くデザインにされていることが多いので、 こんなところもポイントになるでしょう。

そして大きさも重要!

サファイアは採掘量が限られているので、希少価値が高いのです。
同じ色味、同じカットの石でも、大きさが倍になった場合、値段は3倍になることもあります。

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3.色石の絶対条件「産地」と非加熱の天然石に注目

さて、エメラルドの回でもお伝えしたように、サファイアも産地が大切です。

エメラルドの産地はカシミール産が最高級、次いでミャンマーが最高級。
先ほどの「コーンフラワーブルー」はカシミール産、
「ロイヤルブルー」はミャンマー産です。

アフリカやオーストラリアでも採れますが、オーストラリアは土壌の性質上クロムが多く、全体的に黒っぽくなってしまいます。

また、サファイアを語る上で欠かせないのが、熱やオイルを加える改良処理(エンハンスメント)について。

エンハンスメントの目的はただひとつ、「キレイに見せるため」で、ある程度の加工や、自然界で起こりうる程度の加熱なら許容範囲とされています。

しかし、加工が行われていない=天然石。当然価値は高くなります。
色石の中でも、エメラルドはあまりにも昔から「含浸加工」という加工が行われてきたため、加工が常識になっていますが、サファイアの場合は違います。

具体的には、サファイアの場合は非加熱(ノーヒート)の天然石が高額査定の対象に。

よって、 前述のカシミール産やミャンマー産は、最高級ゆえ天然がほとんどですが、ほかの産地でも天然石は価値が上がります。

産地は重要なポイントになるので、3ct以上あるようなら、GRS(ジェム リサーチ スイスラボ)などの信頼できる機関で、鑑別書を取りましょう。

GRSのある、アメリカや香港などに直接送れば誰でも取れますが、良心的な買取店なら、鑑別書を取った方がいいか教えてくれるので、相談してみるのもおすすめです。

余談ですが、市場で注目されている希少な石のひとつに「パパラチアサファイア」があります。

色はサファイア特有の青色ではなく、ピンクとオレンジの中間の色。
産出量が極端に少ないため「幻の宝石」との異名を持ち、かなり高価で取り引きされています。

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4.実際の査定価格とそれを決める条件2つ

では実際の査定について見てみましょう。
その前に、宝石の値段を付ける際に使われる「ガイ」という単位についてご説明します。

簡単に言えば、ガイとは1ctあたりの値段のこと。
ダイヤモンドならガイ=40万円が相場です。

サファイアの場合は、一般的にはガイ8万円前後ですが、コーンフラワーやロイヤルブルーであれば、ガイ(1ctあたり)25~30万円の値がつくことも。

平均的な数値としては、定価の1割がつけばまあまあの査定といえます。

とはいえ、前述のようにサファイアはエメラルドほどは採れないので、大きければ大きいほど価値が上がり、
3ctで20万円だったものが、5ctでその3倍以上の70万円になることもよくあります。

これは色石全体の特徴と言えるのですが、ダイヤモンドには相場がある(ガイが決まっている)のに対し、色石には相場がありません。

相場を決めるのはそのときの市場で「人気度」「バイヤーの好み」「トレンド」といった、かなり不確定な条件で決められるため、かなり流動的。
条件が揃えば、査定アップも見込めます。

先ほどお伝えした「非加熱(ノーヒート)」の天然石も価値は高いです。

と、少し専門的になってしまいましたが、「大きさ」「色味」を見れば、高いか安いかの判断は付きます。
特に色味については、深みのある鮮やかなブルーであれば、高いことは一目瞭然。
ネットで「最高級 サファイア」などと検索して、お手持ちのサファイアと比べてみるのもいいかもしれません。

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5.まとめ

以上、サファイアを高く売るポイントをお伝えしてきましたが、
サファイアに限らず、色石は「少なくとも3ct以上」とした上で、

条件①:色
条件
②:インクルージョン
条件
③:透明度
条件④:
カット

の4つの条件を満たすもの。

中でも色味が重要視され「コーンフラワー」「ロイヤルブルー」であれば、高価査定に期待大。
加熱加工をしていない、ノーヒートの天然石であれば、さらに価値がアップします。

また産地も重要なので、3ct以上のものは、GRSなどしっかりした機関で鑑別書を取ることをオススメしたいです。

実はエメラルドとオパール以外の色石は、洗剤でゴシゴシ洗っても大丈夫!
見た目をキレイにすることで査定も上がるので、持っていく前にやってみてくださいね。

自身で知識を得ることで、査定価格は変わります。
ぜひたくさんの情報を得て、高額査定を狙いましょう!