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2019.10.04 コラム

ブランド品の査定に影響アリ? 箱や袋などの付属品を紹介します

買取アップのためには、できる限り状態を良くしておきたいもの。

可能な限り、買ったままの状態に近い方がベストではありますが、「箱」や「袋」などに代表されるような付属品は、どのくらい影響があるのでしょうか?

そこで今回は、ブランド品や時計・貴金属に関して、どんな付属品があり、取り引き金額にどれくらいの影響があるのかをまとめてみました。

その1:袋や箱

 


引用元:https://aucfan.com/

買取アイテムで代表的なのが、袋や箱ですよね。

一般的には鑑定士はアイテムそのものを鑑定するので、影響力はないといわれています。

しかし!
「高級ブランド品」と「時計」は別です!

まずブランド品に関しては、新品未使用で売る場合には、箱や袋がないのはNG!

特に、人気の三大ブランドである、エルメス・シャネル・ルイヴィトンを新品未使用で売る場合には、必須条件です。

なぜなら、ブランド品はプレゼント目的で買うことが大半だからで、箱ナシや保存袋がないのはもってのほか。
箱に破れやキズがあっても査定は数割下がるでしょう。
こうした場合、中身は新品ですが「新品未使用」ではなく「未使用」とされ、需要も格段にダウンします。

2つ目の時計も、高級であればあるほど箱は必要で、逆に数万円のものなら箱がなくてもOKです。

なぜなら、高級時計の箱は、素材も木製やレザーだったり、箱そのもののデザイン性も高く、中に替えベルトや修理用の機械などが美しく収められているものも。


引用元:https://www.rakuten.ne.jp/gold/closer01/

つまり、箱と中身が揃っていて時計だとみなされるのです。

特にコレクションしている方にとっては、箱は必須アイテムで、箱だけを欲しがる業者もいるほど。

時計の場合も、ブランド品と同じく、箱がないと1割程度査定がダウンしてしまうでしょう。

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ブランド品を売る時には付属品の有無で買取金額が大きく変わる?

 

 

 

 

 

その2:ギャランティカード

2つ目がギャランティカードです。


引用元:https://b-kingdom.jp/

ギャランティカードとは、そのアイテムが本物であることの証。
ですから、なくてもいいものではなく、あったほうがいいでしょう。

まずブランド品では、コピー品の横行によりギャランティカード必要性は高くなっています。

特にシャネルは本体とギャラに同じ番号が記されており、それが一致することで真贋判定もできるので、かなり重要です。
具体的なダウンとしては、モノにもよりますが1~2割ダウンするでしょう。

プラダも同じくギャラが必要です。
特にテスートと言われるラインはコピー品が多いので、ギャラがないだけで数千円でしか引き取ってもらえなくなります。

そして時計では、ギャランティーカードは「絶対になくてはならないもの」です。

シャネルの時と同様、型番やシリアル番号(個体番号)が記されており、本物であると同時に再発行できないという性質から、絶対に必要だといえます。

中にはフランク・ミュラーのように「ギャラがないと修理も不可」というブランドも。

ギャラがないと、少なくとも1割、高級時計の人気路線になると、3割以上ダウンする場合もあるので、注意が必要です。

しかし、敗者復活の手だてもあります。
それはオーバーホール(修理)に出すという方法。

直営店に修理を出すと、依頼した際に真贋判定もしてくれるので、修理が終了してオーバーホール証明書が出れば、「状態が良好かつ本物である」という証拠になります。

ただしギャランティカードに比べると効力は薄め。
またオーバーホールをすることで却って修理代の方が高く付いてしまう場合もあるので、買取店で修理をした方がいいか、直接アドバイスをしてもらうのがオススメです。

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ブランド品のバッグや財布は箱の有無で買取金額が変わるの?

その3:宝石の鑑定書・鑑別書

3つ目が宝石の鑑定書や鑑別書について。


引用元:https://kinkaimasu.jp/

まず確認しておきたいのが、鑑定書や鑑別書は「保証書」とは異なるということです。

保証書は、あくまでも販売した店が、いつどこで、どんなものを買ったかということが記載されているだけで、品質の良さを証明するものではありません。

そして、ダイヤモンドに関しては「鑑定書」、色石については「鑑別書」という呼称で呼びます。

前述のように、店が出しただけの保証書は意味がないのですが、「鑑定書」「鑑別書」にも鑑定した先のランクというものがあり、
・中央宝石研究所
・GIA

・GRJ
のみが、ランクAの鑑定機関、いわゆる「Aカン」とされ、それ以外の鑑定書や鑑別書なら、あまり意味はありません。

また、鑑定書や鑑別書は最新のもの、少なくとも5年以内のものしか査定にいい影響を及ぼさないので、発行された時期にも注意し、あまりにも古い場合は、料金を出して取り直す価値があるのか鑑定士と相談して、策を練りましょう。 

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宝石の鑑定書や鑑別書は最新のものでなければ意味がない?

その4:バッグや時計のこんな付属品

最後が、その他の付属品です。

主に「チャーム」「付属ポーチ」「時計のコマや替えベルト」などが挙げられます。

ブランドバッグにおいては、付属品は絶対に必要で、重要度にすると最重要ポイントとなります。

例えば
・2WAYで使えるのに、ショルダーストラップがない
・バッグについているポーチがない
・ネームタグがない
など。

気をつけたいのが、ルイ・ヴィトンのネバーフルというラインにつく「ポワニエ」。
買取店では絶対に必要なアイテムとして「子ども」とも呼ばれています。

引用元:https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/homepage

同じくヴィトンの「スピーディ」についている南京錠も必須アイテム。

引用元:https://www.rakuten.ne.jp/gold/auc-brandeal/

しかし、最も注意が必要なのは、バッグの最高峰とも称される「エルメスのバーキン」です。

写真のように、バーキンにはこれらの付属品が付いています。

引用元:https://kaitori.e-daikoku.com/brand/brand/hermes.html  (ストラップはケリーのものです)

中でも「クロシェット」は、ないとアウト。
クロシェットにはバッグと同じレザーやクロコダイルが使用されているので、唯一無二のアイテムであり、クロシェットだけで何十万の取り引きがされることもあるほどです。

エルメスでは付属品を単品で扱っていないため、再販することを考えるなら、必ず付属品も買った時の状態でおいておきましょう。

一方時計で大切な付属品が「コマ」と「ベルト」。

引用元:https://www.minit.co.jp/

コマは写真右手にあるパーツのことで、素材が金だったり、金×ステンレスだったりと、貴金属を使用している場合には気をつけたいところ。

同じく、ベルトの革がクロコダイルでできている場合にも注意が必要で、コマやベルトがないと数万円ダウンしてしまうことも。

コマやベルトは、ブランドバッグの付属品とは異なり、自分で購入することもできますが、購入してまで揃える価値があるかどうかは、これも鑑定士さんに相談するといいでしょう。

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ルイヴィトンのアイテムを売りたい時、確認しておきたい4つのポイント

まとめ

以上、付属品の種類とその重要度についてご説明してきましたが、付属品がなくても売れるには売れるものの、査定は下がるということをお伝えしました。

そして、
・新品未使用で売る場合には、箱も袋も必須で状態も問われる
・高級アイテムや高級時計以外では、そこまでのダメージはない
ということがいえます。

しかし高級アイテムや高級時計となると話は別で、ほんの小さな付属品の欠品が、数万円、数十万円のダメージに繋がります。
もし売ることを考えるなら、欠品にも状態にも注意して保管することをオススメします。