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2017.05.28

ダイヤモンドを高く売るコツを徹底解説!!

今回は、査定をするのが最も難しいといわれる「ダイヤモンド」を、少しでも高く売るコツを現役鑑定士が伝授します!

ひとえにダイヤモンドを売るといっても、「どうやったら高くうれるのかなぁ…」「どのお店を選んだら良いのかなぁ…」なんて思っちゃいますよね。

でももう大丈夫!これさえ読めばそんな心配は一切心配いりません。

ぜひ、ダイヤモンドを売りに行く際には参考にしてください。

◆ダイヤモンドを売る前に知っておくべき知識

まずダイヤモンドを売る前に知っておくべき知識ですが、ダイヤモンドの買取金額はそのほとんどが購入価格の10%程度です。

バブル期に購入したものになると、20%程度になってしまう可能性も…。

その理由は、鑑定士に聞いた買取の際によくある思い違いトップ4をご紹介!の「定価が高い=買取金額も高い」ではないを参照してください。

私もダイヤモンドを査定して、何度もお客様の悲しい表情を見てきました…。

この場を借りて言わせてください!ダイヤモンドや宝石を売るときは、過度に期待しないようお願いします!

◆ダイヤモンドを売る方法3選

ダイヤモンドを売る方法は主に3つあります。

初めて利用する方でも安心の対面式:店頭買取

店頭買取が最も一般的なダイヤモンドの売り方です。

鑑定士と対面式で直接会話ができ、疑問に思ったことなどを質問できるので、初めて買取店を利用する方でも比較的安心してダイヤを売ることが出来ます。

先ほど、「定価が高い=買取金額も高い」ではないとお話しましたが、熟練の鑑定士であれば理由をしっかりと説明してくれるので、たとえ安くとも色々な買取事情を質問して、少しでも得しちゃいましょう!

忙しい方や体の不自由な方に優しい:出張買取

店頭買取同様対面式ですが、依頼主は自宅に鑑定士を出張してもらう必要があります。

古物法では「出張買取の場合、買取が可能な場所は依頼主の自宅に限る」とされていますので、プライベート部分をあまり見せたくない方向けではないですね。

また、ダイヤモンドは明るすぎず暗すぎずの照明でなければ正確な4C(下記参照)を判断することが難しいので、もしかしたら照明の具合が買取金額に影響するかも…。

しかし、わざわざ店頭に持ち込まなくても自宅にいながら電話一本で買取に来てくれるサービスは魅力的です。

なかなか時間を作るのが難しい方や、体の不自由な方には嬉しいサービスですよね。

不要な物を箱に詰めて送るだけ:宅配買取

不要な物を箱に詰めて送るだけで買取してくれるなんて、めちゃくちゃ便利!

忙しい方も、プライベート部分を見せたくない方も、宅配買取ならそんなことを気にする必要はありません。

ただし、一つだけ欠点が…。

宅配買取は買取金額が非常に低い傾向にあります。

基本段ボールや送料などすべて買取業者の負担ですし、かなりの経費がかかっているので、仕方ないのかもしれません。

楽を選ぶか、少しでも高く売りたいかで買取方法は決めましょう。

◆ダイヤモンドの価値の決め方を知る

ダイヤモンドは4Cという評価基準によって品質が分類され、価値が決まります。

4Cとはカラット(carat、重量/大きさ)、カラー(color、色)、クラリティ(clarity,透明度)、カット(cut、形状/プロポーション)のそれぞれの頭文字をとった名称です。

4Cに関しては、説明が少し難しくなってしまうのでここでは省きますが、詳しくお知りになりたい方は、下記URLのサイトを参考にしてみてください

詳しくお知りになりたい方はチェック👉http://diamond-nagoya.com/dia_about/

◆ダイヤモンドを売るときは鑑定書を準備しよう

ダイヤモンドを売るときには出来れば鑑定書を準備するのがおすすめ。

鑑定書とは、そのダイヤモンドの品質を保証するもので、先ほどふれた4Cやその他の詳細な情報が載っています。

鑑定士といっても4Cを正確に判断することは非常に難しく、業界人の立場から言わせてもらうならば、多少ズレてしまうのが普通です。

熟練の鑑定士や、資格保有者であればそのズレも最小限に抑えることが出来ますが、経験の浅い鑑定士の場合、大きくズレてしまう可能性があります。

鑑定書があれば、その心配もないので、高く売るためには鑑定書を準備しましょう。

ただし、鑑定書であれば何でもいいというわけではないのが難しいところ。

では一体どのような鑑定書であれば有効なのでしょうか?

鑑定士が信用する鑑定書の条件2つ

鑑定士が信用する鑑定書の条件は、

①中央宝石研究所やGIAといった権威のある鑑定機関から発行されていること
②発行年月日が2010年以降であること(古い鑑定書は当時の基準が甘かったために信用性がない)

以上の2点です。

要するに信用性が高い鑑定機関発行で新しい鑑定書以外は、買取の場ではあまり有効ではないということです。

実際の写真で見てみましょう。

☆中央宝石研究所発行の最新の鑑定書☆

☆GIA発行の最新の鑑定書☆

中央宝石研究所は日本にある鑑定機関で、私のような業界人であれば知らない人はいないはず。

鑑定書がないダイヤモンドを買い取った場合は、ほとんどの業者さんが中宝さんを利用しているようです。

GIAはアメリカにある鑑定機関で、名だたる有名ジュエラーが利用しています。

もし、売ろうと思っているダイヤモンドの鑑定書が信用できない部類に入ってしまっている場合は、鑑定書を取り直すべきかもしれませんね。

◆ダイヤモンドの適正価格を把握する

ダイヤモンドにはもちろん適正価格があります。

ダイヤモンドには金相場同様に相場があり、ダイヤモンドの4Cによって金額がある程度決まっています。

鑑定書があれば、4Cを入力するだけでおおよその金額を算出してくれる買取業者のサイトがありますので参考にしてみてください。

■アプレ・ジュエラーズ株式会社

■ラウンジデザイナーズ株式会社

■株式会社 アンドカンパニー

■株式会社 スタンダード

■株式会社 フィールソーグッド

他にも買取相場表を掲載している業者はいくつかありますが、アクセス数が多い業者は上記5社です。

試しに4Cを入力してみると、各業者ごとで若干のばらつきはあるものの、比較的同じような金額が提示されるはずです。

特に一番高い金額を覚えておけば問題ありません。

その金額が上限だと思ってください。

ダイヤモンドを売るなら少しでも高く売りたいですよね。

そのためにもダイヤモンドの適正価格を知ることは非常に重要と言えます。

◆ダイヤモンドは売る前に綺麗にしておく

ダイヤモンドは売る前に綺麗にしておきましょう。

中性洗剤とハブラシを使うと綺麗に汚れが取れます。

また、柔らかい布で拭いておくだけでも見た目の綺麗さは違います。

ダイヤモンドは最も硬い鉱物なので強めにこすっても傷が付くことはありませんが、落としたりしないよう十分注意して洗浄してください。

綺麗な状態にしておけば、ダイヤモンドがより綺麗に見えるので高額査定が期待できます。

◆信用できるお店を選ぶ

査定する鑑定士やお店によって金額が変動することが多いので、信用できる買取店を見極める必要があります。

以下の項目を参考にお店を選んで下さい。

■ダイヤモンドを鑑定できる鑑定士が在中しているお店を選ぶ

ダイヤモンドの鑑定には豊富な知識と経験が必要です。

鑑定書やソーティングがなければ、GIAのG.G.やGem-AのFGA等の資格保有者がいるようなお店を選びましょう。

鑑定書やソーティングがあれば資格保有者でなくとも経験と知識が豊富な鑑定士が在中している買取店を選んで下さい。

■宝石買取専門店を選ぶ

取り扱う商品ジャンルが多いとジャンルごとの知識量が希薄になりがちです。

専門店ですと持ち込まれるジャンルが宝石に限られますので、鑑定士の力量に繋がります。

■全国チェーン店より地域密着型のお店を選ぶ

全国展開しているお店は鑑定士の人数が多く、育成に時間がかかってしまいます。

また全国チェーンは人件費や運営費用のコストが高くなりますので、必然的に買取金額は下がっていしまいます。

■地方より都市部に位置するお店を選ぶ

地方のショッピングモールやスーパーなどに出店している業者は、主婦やご年配の方など相場を知らない、またはネットを使わない層をターゲットとしていますので、買取金額を非常に安く設定している場合が多いです。

都市部ですと、ある程度知識を持った方々が来店されますし、競合店も多いことから買取金額の設定が高い場合が多いです。

■販売ルートを確保しているお店を選ぶ

買取店も当然ながら売上げが必要ですから、お店にとって販売ルートの確保は重要です。

販売力の高いお店ほど高く売る術を知っていますので、当然買取金額は高くなります。

■ダイヤモンドを複数店持ち込んで金額を比較する

俗に相見積もりと呼びますが、お店や買取店によって金額は変動しますので、面倒でなければ複数店回ってみて金額を比較すべきです。

ただ、最新の鑑定書またはソーティングをお持ちでしたら、数店目星を付けて電話で金額を問い合わせれば、わざわざ複数店持ち込む必要はありません。

◆まとめ

色石と違い、ダイヤモンドは相場がはっきりとしています。

買取店がどんどん増え、ダイヤモンドを簡単に売ることが出来るようになってきましたが、少しでも高く売るためにはしっかりとした準備が必要です。

しっかりと準備をしたうえでより高く、そしてより確実な金額で売りましょう!!

こちらもチェック👉ダイヤモンドを売る時の鑑定書の重要性を実証!