新着情報

NEWS

2017.08.25

ネットオークションやフリマアプリの気を付けるべき落とし穴3選

「ヤフオク」に代表されるネットオークションや、「メルカリ」「ラクマ」に代表されるフリマアプリ

気軽に便利に、商品が売り買いできるようになり、市場が広がったのと同時に、残念ながら悪徳業者も増えています。

そこで、今回はよくあるトラブルの3つを紹介しながら、傾向と対策をお伝えしていきます

未然にトラブルを防ぎ、安全に楽しくお小遣いを稼ぎましょう!

トラブル第1位 「お金を払ったのに、商品が届かない!」

一番多いトラブルが「入金したのに商品が届かない!」というケース。

今人気のフリマアプリでは、アプリの運営サイトがお金を一旦預かり、売り手と買い手の仲介をしてくれるので、トラブルは少ないのですが、

ネットオークションでは、運営当初からこうしたトラブルがあり、運営側が対応しているものの、なかなか減らないのが現状です。

こうしたトラブルを防ぐ方法としては、「過去の履歴を見ること!」に尽きます。

アナログで原始的な方法ですが、顔を見て売り買いするするわけではないので、実際のところ、履歴で判断するしかないのです。

チェックするポイントとしては3つ。

1.トラブルがないか?

2.トラブルに対する対応はどうか?

3.取引経験は豊富か?

例えばヤフオクなら、晴れマークと雨マークの数を確認したり、雨マークがあった場合、どうコメントされ、どう返信しているか。

また、取引経験が少ないのに、高額商品を出していないかも見てみましょう。

そして重要なポイント!

もし、お金を騙し取られてしまっても、お金が返ってくることは、まずありません!

アカウント削除もセットになっているので、捕まる可能性も、ほぼゼロです!

実は、各ネットオークションには「金銭的補償制度」が設けられており、一見お金を返金してくれるように思われがちなのですが、そうではありません。

例を挙げるなら「売買のことで裁判を起こした場合、裁判費用は補償するけれど、商品に対して払ったお金については、補償できません」というように、返金が補償されている規約ではないのです。

これは、商品が届いたのに「届かない」と申告することで、逆に儲けようとする、悪徳業者がいるかもしれないからです。

実際、規約を細かく読んでから購入する人は少ないかもしれませんが、顔の見えない相手から商品を買うわけですから、規約や履歴などをチェックすることは、必用不可欠だと言えます。

返金の可能性がほぼゼロなので、自分で自分を守るしかないのです。

トラブル第2位 「届いたらコピー品だった!」

2番目に多いのが、ブランド品によくあるトラブルで、「届いた商品がコピー品だった」というケース。

ネットオークションでもフリマアプリでも、同じようなことが起きます。

ブランドによっては、素人目には全くわからない程、精巧なコピー品もあります。

ご存知の方もありますが、実際、コピーを専門にする悪徳業者も多数。

店頭での規制は年々厳しくなっているので、実物を見ずに買う人が集まるネットで、コピー品を売りさばいていくのです。

これらを回避するためには、第一に正規の店で買うことだと思うのですが、ネット経由で買うなら、まず、信用できる業者であるかの確認が必要です。

これも履歴がポイントになります。

クレームの数やコメント、対応についてはもちろん、

過去に、同じようなものばかりを安く売ってないかもチェックしましょう。

この「同じ商品が不自然に大量出品されている」場合、悪徳業者の可能性大!

実際、あるリサイクルショップでは、コピーを専門にする悪徳業者が、コピー品を持って行ったところ、本物だと認識されたため、

後日、同じ商品を大量に売りに来たという話もあります。

悪徳業者は人を騙すプロです。

精巧なコピー品を海外から大量に仕入れ、あらゆるサイトで売りさばき、すぐにアカウント削除して逃げることは、日常茶飯事だと言えます。

そして、売る側になった場合にも気をつけなくてはならないことがあります。

それは「コピーと知らずに売ってしまっても、罪になる」ということ。

もちろん本人も、指摘されるまで本物だと思って使っていたのでしょうが、

嘘をついていることも考えられるため、判明した時点で商標権の間接侵害や詐欺罪などが適用されます。

悪質だと判断された場合には、前者だと1年以下の懲役or1000万円以下の罰金もしくは両方が科せられ、後者の詐欺罪は10年以下の懲役が課せられます。

こちらは罰金がないので、より重い刑になります。

トラブル第3位 「掲載されたものと、状態が違う!」

3番目に多いのが「届いた商品が、写真で見たものと違う!」というケース。

「新品だと書いてあったのに、明らかに中古品だった」とか「中古品と明記してあったけど、見たものよりくたびれていた」などですね。

こちらの回避法も、やはり履歴がポイントになります。

特にフリマアプリは処分ニーズで、利用する両者が一般ユーザーのため、業者が大半を占めるオークションとは異なり、このようなトラブルはありがち。

ですから、買う時には、写真をじっくり見て判断した上で、気になるようなら、購入時の状況をメッセージで訊ねてみましょう。

同じ年数でも、週5で使うのと月1で使うのでは状態が異なってくるので、どのように使ってきたのかを、細かく聞いてみるのもオススメです。

被害に遭った! こんな時はどこに相談?

お金のトラブルや、商品自体のトラブル。

そんなトラブルに巻き込まれた場合……。

実は解決策はほとんどありません!

ほぼ、泣き寝入りするしかないのです!

ネットオークションでは先ほどのように、規約が設けられていますし、消費者センターに相談することもできますが、お金が返ってくることはまずありません。

警察も同様です。

組織ぐるみの犯罪であれば別ですが、いわゆる「ワンクリック詐欺」や「振り込め詐欺」と同様、犯人が見つかる可能性もかなり低いといえます。

被害に遭ったら泣き寝入りするしかないのが現状なので、「自分で自分の身を守る」しかないのです。

まとめ

気軽に売り買いができる分、トラブルも多いネットオークションやフリマアプリ。

でも、上手に使えば、要らないものがお金に変わったり、断捨離できて気分的にもスッキリします。

売り方や見せ方ひとつで、思わぬ高額で売れることもあり、楽しい面もあります。

必要な人に、必要なものを安く譲れるのは、ネットオークションやフリマアプリの長所。

広い視野で考えると、ゴミを減らすエコにも通じているといえます。

大半の利用者は健全な方なのですが、悪徳業者が横行しているのも事実。

被害に遭わないように、買う時は出品者をくまなく確認し、万が一のことも考慮しながら、やり取りを進めていくのがコツですね。

しっかりと見極めて、ネットオークションやフリマアプリを活用しましょう!