新着情報

NEWS

2019.09.30 コラム

鑑定士目線でご紹介!人気のブランドジュエリーと買取相場

女性なら一度は身に着けてみたい高級ブランドジュエリー。
もちろん高級ブランドですから、その販売価格も簡単に購入できる額ではありません。

ではそんな高価なブランドジュエリーは売るといくらになるのか。
今回は数あるブランドジュエリーの中でも、特に人気のブランドとその買取相場をご紹介いたします。

特に人気が高いブランドは世界5大ジュエラー

皆さんは「世界5大ジュエラー」をご存知でしょうか?
・ハリーウインストン(Harry Winston)
・ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)
・カルティエ(Cartier)
・ブルガリ(BVLGARI)
・ティファニー(TIFFANY&Co.)
上記のブランドが、ジュエリー界のトップ5として君臨しています。

基本的に高価買取の対象となるのはこの世界5大ジュエラーと言っても過言ではありません。
まずはこの5ブランドの中でも、代表的な商品と買取相場を確認しましょう。

ダイヤと言えばこのブランド「ハリーウインストン(Harry Winston)」

有名芸能人が結婚する際に送ることで何かと有名なハリーウィンストンですが、なんといってもハリーウィンストンが扱うダイヤモンドは一級品です。
ハリーウインストンが扱うダイヤは、よく鑑定士が持っている10倍ルーペでも内包物が確認できない、いわゆる「VSクラス」以上のグレードしかありません。

ハリーウインストンの凄さの特徴として、小さなダイヤ、俗にいう「メレダイヤ」ですらVSクラスのダイヤモンドを使用してることです。
メレダイヤはその一つ一つが小さいので、主に主石の取り巻きとして使用されますが、そのグレードまでこだわってジュエリーを製作するのは正直言ってハリーウインストンだけです。

では気になる買取相場を見ていきましょう。

ループエクストララージネックレス Pt950 D0.93ct 4.8g

ループエクストララージネックレスの画像

引用元:https://item.rakuten.co.jp/daikokuya78/2147100233360/

参考定価:1,166,400円 中古売価:約800,000円 買取相場:約500,000円 買取率:中古売価に対して60%前後

定価を考えると買取金額は安く思われがちですが、ノーブランドジュエリーの買取金額が定価の1割にしかならないことを鑑みれば、その買取金額は高いことがわかります。

圧倒的な技術力を誇る「ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)」

ヴァンクリーフ&アーペルと言えば、留め爪が見えないように宝石をセッティングする「ミステリーセット技法」で有名です。
この技法が確立されたのが1933年ですので、とてつもない技術力を窺い知ることが出来ます。

またヴァンクリーフ&アーペルは宝石の種類を問わず、徹底的にデザイン重視であることも人気の秘訣。
マラカイトやオニキス、ラピスラズリといった、それだけではあまり高価ではない石を積極的に取り入れます。

それは、その石本来の持つ美しさを最大限引き出す技術力があるからに他なりません。
ヴァンクリーフ&アーペルのジュエリーからは、高級感の中にどこか「女性らしい可愛らしさ」を感じることが出来ます。

これも女性から圧倒的な支持を受けている秘訣の一つでもあります。

では気になる買取相場を見ていきましょう。

スイートアルハンブラ シェル 750 K18 ネックレス 2.8g

スイートアルハンブラの画像

引用元:https://item.rakuten.co.jp/kurata7/1sb0189/

参考定価:329,400円 中古売価:138,000円 買取金額:90,000円前後 買取率:中古売価に対して70%前後

ヴァンクリーフ&アーペルの代名詞と言えば「アルハンブラシリーズ」。
買取金額は中古相場に対して70%前後と、かなりの高水準です。

ヴァンクリーフ&アーペルの場合、代表的なアルハンブラ以外にもどのラインでも比較的高価買取の対象です。
世界5大ジュエラーの中でも一つ頭が抜けている印象でもあります。

強くしなやかな女性をイメージしている「カルティエ(Cartier)」

カルティエの最大の特徴は「強い女性」から好かれる傾向にあるということです。
それは最も人気のラインである「パンテール」に起因します。

パンテールはフランス語で「豹(パンサー」を意味します。
今までは幾何学的な様式のアールデコや、自然界に存在しない左右非対称のガーランドスタイルのようなデザインが多かったのですが、ジャンヌ・トゥーサンがデザイナーとして迎えられてから、そのデザインは一新されます。

ジャンヌは自然回帰をテーマとしてパンテールを誕生させました。
力強くもしなやかな豹からインスピレーションを受け、女性の強さを表現しようとしたといわれています。

ジャンヌ自身、ルイ・カルティエとの叶わぬ恋に身を投じながらもカルティエのデザインに影響を与え続けたことからも、彼女の生きざまを窺い知ることができます。

のちに人気になるラブシリーズや2C、トリニティは「永遠の愛」という意味が込められています。
こういった背景からも世界中の女性の支持を多く集め、今なおジュエリー界のトップに君臨しています。

それでは気になる買取相場を見ていきましょう。

新型 ラブブレス バングル 750 K18 30g

新型ラブブレスバングルの画像

引用元:https://item.rakuten.co.jp/daikokuya78/2148102343330/

参考定価:523,800円 中古売価:486,000円 買取金額:380,000円 買取率:中古売価に対して75%前後

カルティエの中でもラブブレスは最も買取率が高い商品です。
中古売価と定価価格もそこまで変わらないというのは、単に需要が高いことを意味します。
ただし、リングになると中古売価に対して20%ほどまで下がるので注意が必要です。

ギリシャとイタリアの文化の融合「ブルガリ(BVLGARI)」

ギリシャ系イタリア人のソティリオ・ブルガリが生み出した高級ブランドジュエリーであるブルガリは、そのデザインやモチーフにギリシャとイタリアの文化を融合させています。
例えば、有名な「ビーゼロワン」ですが、これは古代ローマのコロッセオをイメージしてデザインされたと言われています。

他のブランドに比べて抽象的なデザインが多いのもブルガリの特徴でもあり、人気の秘訣でもあります。

パレンテシやブルガリ・ブルガリ、蛇をモチーフにしたセルペンティなど創業当時からあるようなラインを踏襲しながら新たなジュエリーを製作しています。

それでは気になる買取相場を見ていきましょう。

ビーゼロワン フルダイヤ リング 750 K18WG 11.8g

ビーゼロワン フルダイヤ リングの画像

参考定価:1,220,400円 中古売価:350,000円 買取金額:230,000円 買取率:中古売価に対して60%前後

ブルガリの中でもポピュラーなビーゼロワンのフルダイヤリングですが、定価に対しての買取金額は低めですが、中古売価に対しての買取率は高い水準です。
ブルガリのリングは比較的に手に入りやすく、流通も多いため、定価に対して中古売価がかなり下がる傾向にあります。

すべてのジャンルに言えることですが、常に需要と供給のバランスが重要となってきます。

プレゼントといえばこのブランド「ティファニー(TIFFANY&Co.)」

ティファニーといえば、ブランドカラーでもある「ティファニーブルー」や、オードリーヘップバーンの映画でもある「ティファニーで朝食を」など、まさに女性の憧れブランドの象徴的存在です。
ティファニーは元々シルバー製のジュエリーを製作していたため、若い年齢層でも比較的安価で購入できるのも魅力の一つ。

一時期はオープンハートやアトラスのリングなどをプレゼントする風潮が高まり、日本でも一気に有名ブランドの仲間入りを果たしました。
もちろんシルバー製のアクセサリーでも買取は可能ですが、価格は低め。
高価買取対象となってくるのは人気のラインでゴールドやプラチナを使用したジュエリーになります。

それでは気になる買取相場を見ていきましょう。

バイザヤード 1Pダイヤ 750 K18 1.9g

バイザヤード 1Pダイヤの画像

引用元:https://item.rakuten.co.jp/santnore/18-int-469-tiffany-10769345/

参考定価:221,400円 中古売価:149,800円 買取金額:70,000円 買取率:中古売価に対して50%前後

ティファニーの人気ラインであるバイザヤードの買取金額は定価に対してより、中古売価に対して他ブランドより少し低めです。
いくつか理由がありますが、ダイヤモンドの鑑定をしじゃで行っていること、安価な商品ラインアップも豊富であることから、ブランドネームバリューを少し落とし気味です。
ただし、それでも中古売価に対しても50%で買取出来るので、ノーブランドジュエリーよりは数段マシと考えた方が良さそうです。

では他の高級ブランドジュエリーの買取相場はどうなのか?

有名どころのブランドだと、ブシュロンやメレリオディメレー、モーブッサンやショーメといったグランサンク大通り5大ジュエラーも高価買取の対象です。
ただし、中古売価に対して60%の買取金額が提示出来るかと言われると疑問が残ります。およそ20~30%が妥当な買取金額だと思います。

ピアジェやグラフといったダイヤモンドを多く使用するブランドも軒並み高評価は出来ません。

最も気を付けてなければいけないのが、ポンテヴェッキオや4℃(ヨンドシー)、スタージュエリーやアーカー、ヴァンドーム青山などのブランドです。
こういったブランドは購入金額も比較的安価で、金の種類も10金などを使用している場合が多いです。

そうなると、鑑定士目線から考えた場合に「高級ブランドジュエリー」として認識することが難しくなってきます。

確かに安い商品ではないものの、ブランドネームバリューは低め。

もし不要なブランドジュエリーをお持ちであれば、是非この記事を参考にしてみてください。

大進洋行昭和買取店では、常に高水準でブランドジュエリーを買取させていただきます。

お客様のご来店を心よりお待ちしております。