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密輸が原因で海外ブランドのインゴットが買取NGに!
近年、海外ブランドのインゴットの買取規制が厳しくなり、(売却)換金が難しくなりました。
国内でも多く流通している海外インゴットですが、何故規制が掛かってしまったのでしょうか?
その理由について解説します。
1.買取できない理由
完結に言うと、金(ゴールド)の買取業者が総じて自主規制しているためです。
2019年現在、9割以上の業者が海外製ブランドのインゴッドの買取を断っています。
海外インゴッドというのは、中国語や英語で刻印が書かれているインゴッドのことですね。
当店も、実際に取引先へ海外インゴッドを売却しようとしたところ、断られてしまうようになりました。
「なぜ自主規制をしているのか?」
について少し触れて行きます。
①金の密輸が社会問題に
もう何年も社会問題になっている“密輸”
2019年現在でも大量に金(ゴールド)の密輸が横行しています。
このインゴッドの”密輸”が一向になくならないため、関係省庁が本格的に動き出しました。
海外で仕入れたインゴッドを密輸して、日本国内で換金すると、税金で得をします。
本来であれば支払うはずの消費税を支払っていないので、純粋に消費税10%分儲かるわけです。
なので、増税すればするほど密輸は儲かります。
②コンプライアンス確保のため
インゴッドの買取業者に対して、関係省庁からの指導内容が厳しくなり、
海外インゴッドの買取条件を厳しくせざるを得ない状況になっております。
※当店でも通達があり、自主規制しております。
③販売ルートの縮小
各社が自主規制すると、必然的に販売ルートが縮小します。
ということは、買い取っても売れないという状況になっています。
ただし、、、
厳密に言うと、”条件次第”では今でも海外インゴッドの買取をしている業者はいます。
2.買取できる条件
買取できない理由として主に3つあること。
条件次第では買取をしている業者もあること。
が解りました。
では、どんな条件であれば買取ができるのか?
について触れていきます。
①重さ(大きさ)
重さが100.0g以下であれば海外インゴッドでも買取をしている業者もあります。
なので、100g以上の海外インゴッドは買取できないという認識が賢明です。
※100g以下でも買取をお断りされることがあります。
②刻印
重さが100g以下でも刻印がないものは買取ができません。
たとえ国内ブランドだと言い張っても、刻印がなければ国内ブランドだという事が証明されません。
なので、刻印がないインゴッドは買取できないという認識が賢明です。
※刻印があっても買取をお断りされることがあります。
3.買取価格に影響
海外ブランドのインゴッドは買取価格が少し低めに設定されている事が多いです。
その価格設定は業者によって変動します。
相場は、グラム辺り30円~100円引きで買取をすることが多いです。
売却を検討している場合は予め問い合わせておくと良いでしょう。
4.まとめ
- ・買取できない理由は業界全体が自主規制しているから。
- ・自主規制している理由としては主に【密輸問題】【コンプライアンス】【販売ルート】
- ・条件次第では買取を受ける業者もある。
- ・買取可能な条件で重要視されるのは主に【重さ】【刻印】
結論、海外インゴッドは密輸の可能性を懸念されて、換金するのが難しいです。
「有事の金」と言われるほど安全資産として認識されていますが、資産として所有する場合は国内ブランドにしておきましょう。
大進洋行㈱ 昭和店
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