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ノーブランドジュエリーを売る時には予備知識が必要!
昔使っていた指輪やネックレスを売ろうと思いつつ、「ノーブランドだし、きっと値段なんてつかないわ」とあきらめたことはありませんか?
確かに昔はそうでしたが、今は何かしら値段が付きますし、プロからいわせれば「値段が付かない」とお客様に言うような店はNG!
そこで今回はノーブランドジュエリーを売る際に、絶対に知っておいて欲しいポイント3つをお伝えします。
ポイント① どんな小さなダイヤでも金額は付きます!
ノーブランドのジュエリーを持って行った時「これは価値がないですね」と言われたという話を聞きますが、冒頭のとおり、あり得ません。
もちろん100均などで買ったものなら別ですが、何かしら値段は付くからです。
そもそも、お客様に対して「価値がない」と言うなんて言語道断。
優良店なら『評価ができない』とか『少ないかもしれませんが』という言い方をします。
本題に戻りますが、ポイントの1つ目は、
『どんな小さなダイヤでも、金額が付く』
ということ。
メレダイヤと呼ばれる細かいダイヤや、メインの石の周りにある取り巻きのダイヤでも、値段はつきます。
ダイヤモンドがあまりにも小さく、0.001カラットというレベルだと難しいですが、プラチナや金の地金で値段は付くので、ゼロにはなりません。
知らない人も多いので、この機会に覚えておきましょう!
ブランドジュエリーではないという引け目があるので、「価値がありません」といわれると引き下がりがちですが、その言葉は、業界や相場の今を勉強していない店の常套句。絶対にあきらめないでくださいね。
ポイント② 一粒石ダイヤは鉄板!
必ず何軒かまわって査定してもらうべし
2つめのポイントは
『一粒石ダイヤは鉄板』
例えば、以前私どもの店にいらしたお客様。
ある買取り店に一粒石のダイヤを持っていったら『小さいですね』と言われ、最終的に25,000円と言われたそうですが、こちらでは38,000円の値をつけました。
同じものなのに、その価値は約1.5倍!
経験のある鑑定士がちゃんと見れば、当初の金額にはならないはずですし、さらに言うなら一粒石の状態はもちろん、周りのメレダイヤの色やカットもしっかり見ることが一流。
もし一粒石がなくメレダイヤだけだったとしても、ちゃんと査定するのが優良店といえます。
不勉強な店では「メインの石がないですね」で終わってしまいますし、ひどいところになると「値段が付かないので台から外しますよ」と言い捨てる店すらあります。
プロからすれば、怒りを通り越して、そんな仕事しかできないのかと呆れますし、お客様にとって思い出の品かもしれないものを「値段がつかない」と一蹴するなどありえません。
というわけで、一粒石でも値段は付きます!
そして、今回は13,000円のアップでしたが、もともとが5万円、10万円のものならもっと差が付くので、もし0.5カラット以上あるようなら、絶対に何軒か回ることをオススメします。
ちなみに、婚約指輪はもちろん、裏に刻印がある結婚指輪でもOK。
ダイヤが小さくてもなくても、何かしらの値段は付きます。
ポイント③ 色石も、一部を除き必ず値段が付きます!
これまでの2つはダイヤについてでしたが、色石でも値段がつきます。
※一部を除きます
「色石だから値段が付けられない」という業者がいますが、それもダイヤ同様、店が情報をアップデートしていない証拠。
色石は常に流行があり、外国のトレンドも加わって思わぬものが人気になることがあります。
例えば今、パライバトルマリンという石が希少価値も査定も高い注目株なのに「トルマリンでしょ」と一蹴する店も…。
中には、サファイヤすら見抜けない業者とか、アレキサンドライトを知らないケースもあるそう。
とはいえ、定価そのものが安いなど、値段がつかない石もあります。
その際も「伝え方」が大事。
例えば、シトリンという石は値段が付けられませんが「この大きさでは付かないですが、80カラットあればつきます」という伝え方ができれば優良店です。
また、ダイヤモンド同様、台がプラチナや金、もしくは銀でも地金の値段は必ずつきます。
台の値段があって、それにプラスして石の分を繰り上げるくらいの感覚ですが、ゼロにはなりません。
ただし、今回伝えてきた3つのポイントは、『ノーブランドジュエリー』の場合のみ。
ノーブランドの査定は定価の1割前後です。
一方、ブランドジュエリーなら2~3割、特にヴァンクリーフ&アーペルなら5割は期待できます。
フクロウ・ドラゴン・蝶…
モチーフ柄は海外で人気!
ここからは余談になりますが、オークション会場では石の価値だけでなく、デザインにも着目します。
なぜなら、アパレル同様、古いデザインより新しいでデザインの方がよいとされるからです。
特に注目されているのがモチーフ柄。
現在はコロナの影響でオークションが開催されないエリアもありますが、アジア圏ではフクロウ、ハチ、蝶、ドラゴンなどが人気で、せりも活気づきます。
いうならば、中国を中心にアジアで人気のカルティエのパンテールみたいな感覚といえるでしょう。
日本ではシンプルなデザインが好まれますが、ジュエリーにはお国柄や時代背景が出ます。
私たちもモチーフは売れないと思っていましたが、トレンドをアップデートしていく中で実感しました。
つまり、自分では売れないと思っていても、ニーズに合っていることもあるので、アップデートしているお店に相談するのが得策だといえます。
コロナ以降は、経済はもちろんトレンドも変わると思うので、これからも動向に注目していきたいですね。
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まとめ
今日の話をまとめると、
①どんな小さなダイヤでも値段は付く
②小さな一粒石でも値段は付く。0.5ct以上なら何軒かまわる
③色石も値段が付く。ただし一部を除く
ということ。
私たちも「ノーブランドジュエリーでも売れますか?」という質問をよく受けますし、「ノーブランドだから価値がないかも…」と引き下がりがですが、上記3つはノーブランドだからこそ知っておきたい知識!
定価の1割前後ではありますが、ゼロにはなりません。
そして、「価値がない」と言うような店は、その場で売るのをやめましょう。
勉強不足の業者にまるめこまれず、ネットの口コミや歴史があるかどうかを見て、優良店を探して何軒かまわることをオススメします。